個人のハーレーカスタム際の注意点
ハーレーダビッドソンのオートバイには基本的に大型の空冷V型2気筒OHVエンジンが搭載されており、加速感に優れた独特の乗り味を有します。また同社のオートバイはカスタム性に優れているため、オーナーには自分の理想をどこまでも追求する楽しみがあります。マフラーやシート、ミラーなど比較的カスタムが簡単なパーツからボアアップキットやカムシャフトなど取り付けるのに専門的な技術を必要とするものまで様々なカスタムポイントが存在します。
個人でハーレーダビッドソンのオートバイを改造する場合には、工具に注意することが求められます。日本の国産バイクを生産する主要メーカー各社ではミリ単位の工具を必要とするパーツを使用していますが、ハーレーダビッドソンのオートバイは一部の車両を除いて基本的にインチ単位のボルトなどを使用しています。同社のオートバイに使用されるパーツでもバッテリーのボルトはミリ単位です。
しかしほぼ全てのパーツはインチ単位の工具を使用して取り付けを行います。日常の整備を行う場合にも、ミリ単位ではなくインチ単位の工具を使用するので注意が必要です。工具専門店などを利用して、アメリカから輸入された精度の高いインチ単位の工具をそろえることが求められます。